數學素 (mathème)
數學素
「數學」といふ言葉は、14 世紀後半に單數名詞として使はれ始めました。初めは mathematik といふ表記が一般的でしたが、17 世紀初頭には mathematics に取って代はられました。この言葉は古 français 語の mathematique から來てをり、さらに遡ると Latīna 語の mathematica (複數形) に由來してゐます。ギリシャ語の mathēmatike tekhnē、「數學の科學」といふ意味の表現がその起源です。ここで使はれてゐる mathēmatikos は形容詞で、「數學に関する」「科學的な」「天文學的な」「學問に關はる」「學ぶことに興味がある」といった意味を持ちます。この語は mathēma (屬格 mathēmatos) から派生してをり、「科學」「知識」「數學的知識」「敎訓」といった意味を持ちます。直譯すると「學ばれるもの」、つまり「學ぶべきもの」といふ nuance が含まれてゐます。さらに遡ると、manthanein、「學ぶ」といふ動詞があり、これはIndo-European 祖語 (PIE)語根 *mendh-、「學ぶ」という意味から來てゐます。 形容詞としての使用は 1400 年頃から見られ、「數學に關する」といふ意味で使はれました。français 語の mathématique か、あるいは Latīna 語の mathematicus から直接借用されたものです。